ドライバーで戸車を調整!
サッシ戸の鍵付けの悪さは、ほとんどの場合、戸車やクレセント錠を調整することで解決できます。ドライバー1本でできるので、トライしてみましょう。
戸車の調整[引違いタイプの場合]
少し離れた所から戸全体をチェックし、開口部に狂いが生じていたら、
戸車の高さを調整してください。
※サッシ戸を上げたい場合は、サッシ戸の側面上部にある「はずれ止め」を表示ラベルに従ってゆるめてから戸車の調整を行ってください。また、調整後は必ず「はずれ止め」を上げ、ネジを締めてください。
クレセント錠の調整
クレセント錠がかかりにくかったり、かかってもサッシがガタつくようなら、クレセント錠本体と受けの部分を調整してください。
気密ピースの調整[引違いタイプの場合]
戸車を調整した後、機密性を保つために、召し合わせ(サッシ戸が重なる部分)下の気密ピースを下げて、枠とのすき間を発生させないように調整してください。
※気密ピースは、室内側、室外側サッシ戸の両方を下げてください。
現在販売中の代表的な商品の調整方法
※調整方法は貼付してある表示ラベル等でご確認ください。
ここに注意!
※ご自分で調整が難しい場合は、無理せずお買い求めの工務店様にご相談、ご依頼ください。
普段のお手入れは、新聞紙+掃除機で
網目に詰まったホコリは、放っておくと、こびりついて落ちにくくなります。
1ヶ月に一度を目安にお掃除を。
ここに注意!
ガラスの熱割れ現象について
窓にはめ込まれたガラスが太陽光があたることにより、その熱で割れることがあります。これを「熱割れ」と呼んでいます。窓ガラスに直射光を受けると、照射された部分は吸熱のため高温となり膨張します。
一方、周辺のサッシにのみ込まれた部分や、影の部分はあまり温度上昇せず、低温のままとなります。この低温部は高温部の熱膨張を拘束し、結果としてガラス周辺部に引張応力が発生します。
この熱応力は被照射部と周辺部との温度差、すなわち板内温度差に比例し、ガラスのエッジ強度をこえる引張応力が発生すると熱割れとなります。この現象はガラスの特性として、不可抗力的に発生します。
ガラスにひび割れが発生したら、すみやかに、ガラス交換を行ってください。
熱割れの防止
一般的な透明板ガラスです
フロート製法と呼ばれる製法で作られることより、この名称がついています。
フロート製法とは?
溶けたガラスの生地を錫(すず)合金の上に浮かべ板状に成形します。これにより、非常に平滑性に優れたゆがみのないガラスを作ることができます。
板ガラスの片面に型模様を付けたガラスです
ロールアウト製法と呼ばれる製法で作られています。
ロールアウト製法とは?
やわらかいガラスの生地を2本のロールにより圧延して製造します。このロールに、型模様がついており、それが転写されて製造されます。
製造時に金網を封入したガラスです
型板ガラスと同じ、ロールアウト製法と呼ばれる製法で作られています。ロールアウト製法により製造する際、やわらかいガラス生地の間に金属網を挿入します。
なかでも6.8mmの網入りガラスにおいては、住宅防火戸に対応することを目的としたガラスです。
2枚の板ガラスの間に柔軟で強靭な中間膜を挟み熱と圧力を加え接着させたガラスです
ガラスが破損した際、破片が飛散するのを防止する効果と、中間膜を一定の厚み(30mil=0.8mm)以上とすることにより、防犯効果を得ることができます。
構成する板ガラスを指定のサイズに切断し、洗浄を行います。次に、2枚の板ガラスで中間膜を挟みます。これを「積層」と呼んでいます。
この後、仮圧着、予備圧着を経て、オートクレーブと呼ばれる圧力窯に入れて、本圧着を行い、合わせガラスとなります。
「干渉縞」と呼ばれる現象です
干渉縞
右図のO点から複層ガラスに入射した光が、分割され、A、B別々のコースを反射・屈折をしながら進んだ後に再び出会って、光の干渉が起こります。これが連続して起こることにより、ガラス表面に虹のような「干渉縞」が見えることがあります。
把手の取り付けネジが緩んでいる可能性があります
手順に従って取り付けネジを再度締め直してください。
※把手のがたつきのないことを確認して、内側台座カバーを取り付けてください。
ドア部品名称